2015年8月13日木曜日

平均を出す、ランクを付ける、合否を付ける (AVERAGE関数、IF関数、RANK関数)

今回は色々な関数を使って表を作成してみます。

下記のように、学生のテストの結果が出ました。
このテストの結果に、科目ごとの平均得点を出し、科目ごとにランク付けを行い、合否判定を行ってみましょう
平均を出す場合は、AVERAGE関数
順位を出す場合は、RANK関数
合否を出す場合は、IF関数(もし、○○ならば判定する関数)を使います。



1.Average関数を使う
 B15を選択し、fx(関数の挿入)ボタンをクリックします。


2.下記のウィンドウが表示されるのでAVERAGEを選択し「OK」ボタンをクリックします。



3.関数の引数というウィンドウが表示されるので、「数値1」に国語の得点が入力されている範囲を指定し、「OK」ボタンをクリックします。


4.平均点が入力されました。
 入力した、国語の平均点のセルをコピーし、C列の数学、D列の英語の平均点欄に貼り付け
 ます。ドラッグしてもOKです。

 
 
5.SUM関数を使い総合点に、国語+数学+英語の合計点を入れます。 
 SUM関数の使い方は、http://nekonote-useful.blogspot.jp/2015/08/blog-post_13.html確認してください。
 
6.RANK関数を使う
 国語・数学・英語・総合の各順位をだします。
 先ほどはfxをクリックしてから関数を選んでいましたが、今回はfxの隣の数式バーに直接
 関数を覚えていれば、わざわざ選ばなくても入力することができます。
 
 =RANK(
 
 と入力し、その後fxボタンをクリックします。
 関数の引数ウィンドウが表示されるので、数値に国語の生徒A001の国語の得点が入力されているセルを選択します。
 この場合、数値にはB2セルを選択します。
 
 
 
7.続いて参照のセルに、全ての生徒の国語の得点が入力されている範囲を選択します。
 この場合、B2からB14のセルを指定します。
 また、この時B2とB14を絶対行参照にします。「B$2:B$14」にします。
 直接$マークを入力してもよいですし、F4キーを数回押すと$マークを付けることができます。
 
 POINT
 この時、行だけ絶対参照にしておくことがポイントです。
 絶対参照については、別の記事で詳しく説明します。
 
 
 
8.関数を入力したセルを他のセルにコピーします。
 
 
9.IF関数を使う
 判定の列に合否判定を行います。
 今回は総合点が200点以上を合格としそれ以下は、不合格とします。
 
 J2を選択し、数式バーに
 
 =IF(
 
 と入力し、その後fxボタンをクリックします。
 関数の引数ウィンドウが表示されるので、
 論理式に生徒A001の総合点であるE2が200点以上であるかを判定する 「E2>=200」 を入力します。
 続いて、真の場合に「合格」、偽の場合に「不合格」と入力し、「OK」ボタンをクリックします。 
 
 
 
10.関数を入力したセルを他のセルにコピーします。
 
 
 以上で、完了です。
 
動画では、ウィンドウを出さずに関数を入力しています。
関数の使い方を覚え、慣れてくると、ウィンドウを出さないほうが、早く作業ができます。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
 



合計を出す(SUM関数)

Excelは、表計算ができるソフトです。
日本では方眼紙的使い方をしている方が多いと思いますが、本来の使い方をマスターして更に便利に使いましょう!

今回は、一番簡単な合計の出し方について説明します。
下記の表の合計を出してみましょう。

1.D7に合計を入力したいと思います。

 

2.D7を選択し、「数式」の「オートSUM」をクリックします。


3.D7のセルに「=SUM(D3:D6)」と入力されました。
 SUMは、足し算の意味です。
 D3:D6は、範囲を示しています。
 この場合、D3からD6のセルを足すという意味になります。


4.Enterキーを押すと、D7にD3からD6の合計が表示されます。


POINT
合計の値がおかしいと思われる場合は、範囲が正しいか確認しましょう。






 
 


列幅を整える

前回作った表ですが、列の幅がC列の幅が狭いため、「ボールペン」という文字が罫線の中に納まりきれていません。
文字が収まるよう、列幅を変更してみましょう。
今回は、一番楽で簡単な方法をご紹介します。

1.C列を選択します。

2.選択したまま、ダブルクリックすると列の幅が広がります。